地覆について
地覆とは橋の高欄の基礎であり、道路に接して取り付けられる横材のことを指します。
道路には雨水の排水を行うために側溝が設置され、水が路面に溢れる事態を防ぎます。
この側溝は橋梁でも同様に設置され、高さのある道路上でも排水処理が滞りなく行われるよう設計され、地覆がその機能を担っています。
地覆は道路の安全上欠くことのできない装備であり、雨風などの自然環境の他、輪荷重やその他大きな衝撃を受け、劣化や機能の低下が見られた場合には改修工事が行われます。
また、製品によっては地覆の高さが低く、時に車両が乗り上げ事故となる危険性も考えうるため、既存製品の地覆幅や地覆高さを拡幅、嵩上げする工事が行われるケースもあります。
地覆の素材はコンクリートや剛性など製品により様々ですが、死荷重(構造物自体の重さ)による負荷を極力減らすことで橋全体の軽量化にも繋がります。
車両が地覆に衝突した際には、地覆にかかる衝撃負荷を抑える構造が採用された製品もあり、都度行われる工事が橋の安全な走行に大きく寄与しています。
高欄について
高欄(こうらん)とは橋梁工学の専門用語で、橋の欄干部を指します。
橋の端部に設けられる柵、もしくは高く反りあがった壁を高欄と呼び、転落防止のため人が簡単に跨ぐことのできない高さを有します。
橋によっては、曲線や折れ線の採用やイラストを描くなど、街の景観に合わせ高欄部分に装飾が施されるなど、デザイン性の感じられるものもあります。